あいち九条の会は22日、名古屋市博物館講堂(瑞穂区)で結成9周年のつどいを開き、地域・職域の会の代表ら140人がつどいました。参加者は、改憲策動を阻止するため、現在県内に280ある草の根の会を倍増させることを申し合わせました。川口創弁護士が講演しました。
川口氏は、自民党が成立をねらう国家安全保障基本法案に触れ、「集団的自衛権の行使にとどまらず、無制限の武力行使、戦争を可能にする内容で、立憲主義の危機だ。絶対に許してはならない。今年が正念場。憲法の価値に確信をもって堂々とたたかいを繰り広げよう」と提起しました。
討論では、「定期的にニュースを全戸に届け、街の話題になっている。?点?が?面?になるようがんばりたい」(瀬戸市ひしの九条の会)など、決意あふれる発言が相次ぎました。
加藤洪太郎事務局長は閉会あいさつで「改憲に向けた自民党の『対話集会』を凌駕する住民対話が不可欠だ。これまで憲法を守り抜いたことに確信を持って、草の根から組織と運動を広げ、圧倒的な世論で改憲を断念させよう」と呼びかけました。
会は2005年1月に結成。今年11月1日午後5時半から、名古屋市の日本特殊陶業市民会館ホールで、「憲法9条を守ろう第10回県民のつどい」(講師=小森陽一・全国の会事務局長)を開く予定です。