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党愛知県委、浜岡原発再稼働申請の意向撤回を求める要請

 

日本共産党愛知県委員会は13日、中部電力本店(名古屋市東区)を訪れ浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)の再稼働申請の意向撤回を求め要請しました。

要請には、もとむら伸子参院愛知県選挙区予定候補と名古屋市議、県議予定候補ら10人が参加しました。

 中電は14日にも4号機の安全審査を原子力規制委員会に申請する意向と、マスコミ各社が報じたことを受けての行動です。中電広報部エネルギー・環境広報グループ課長の酒井正美氏らが応対しました。

 参加者は要請書を渡し、一人ひとり思いを語りました。「浜岡の廃炉、永久停止は原発事故の被害を受けた福島の人を励ます」「再生可能エネルギーが世の中の流れになっているのに」「浜岡は震源域の真上にあり世界一危険と言われている」「国民に納得のいく説明を」と口々に訴えました。

 酒井氏は14日の申請は決めてないとしながらも、原発の新基準を受けて「申請はすみやかに出す」と回答しました。理由として天然ガスの高騰などをあげ、「原発は安定性やコスト面から必要」と述べました。

 参加者は福島の事故原因は究明されてなく国民の不安が大きいこと、原発コストには「核のゴミ」の処理費が入っていないことなどを示し反論。なにより命、自然を守ることを訴えました。

 中電側は再生可能エネルギーの普及に難色を示し申請の意向を変えませんでした。

 もとむら予定候補らは、再生エネの爆発的普及へ中電も取り組み、再稼働申請はしないよう重ねて訴えました。