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”賃金上げでこそ景気回復”愛労連が旗開き

 

 愛労連(愛知県労働組合総連合)は8日、名古屋市熱田区で新年旗開きを行い、組合員や民主団体代表など約100人が参加しました。
 
 榑松(くれまつ)佐一議長はあいさつで、「2014年春闘は、消費税増税にストップをかけ、賃上げで景気回復を目指す運動を本格的にするたたかい。同時に平和と民主主義を守り、雇用破壊、社会保障解体、集団的自衛権行使と憲法改悪、原発、TPPなど、安倍政権の悪政阻止めざし、財界と政府・自公与党を包囲する運動を地域と職場でつくる必要がある。広範な共同を発展させるため愛労連は全力をつくす」と決意を述べました。
 
 来賓あいさつで、愛知県商工団体連合会の太田義郎会長は「日本の労働者の7割は中小企業で働いている。中小企業の8割は赤字経営。賃上げして購買力が増大すれば中小企業も潤う。大企業優遇の安倍政権の経済政策(アベノミクス)はだめ。中小企業を破綻させる消費税増税などとんでもない。2月2日には消費税増税中止を求め1万人集会を開く。多くの労働者も参加を」と訴えました。
 
 日本共産党愛知県委員会の岩中正巳県委員長は安倍政権を批判し「自民・公明は国会議席は多数でも国民なかでは脆弱(ぜいじゃく)。世界の流れとも逆行している」と述べ、「党は、あらゆる分野で国民運動の発展に力をつくすとともに、来年の県知事選、いっせい地方選の躍進に奮闘する」と語りました。