名古屋市北区の医師、弁護士らの呼びかけで16日夜、同区の大曽根駅前の広場で秘密保護法撤廃を求める宣伝とアピールデモが行われました。緊急の呼びかけにもかかわらず、寒風吹きすさぶ中、宣伝には区民ら約60人が参加しました。
長谷川一裕弁護士、年金者組合北支部の浅井訓臣支部長、日本共産党の、すやま初美県議候補らがマイクを持ち、「憲法や民主主義を踏みにじる秘密保護法は撤廃を」「秘密保護法は戦争への道を開く法律。
国民の共同の運動で撤廃させよう」と撤廃を求める署名や秘密保護法の必要性を問うシール投票の協力を呼びかけました。
約30分の宣伝で39人がシール投票に応じ、「法は必要」が2人に対し、「いらない」が37人と圧倒的多数でした。「いらない」と投票した男性(44)は「先の戦争で祖父がビルマのインパール作戦で戦死したと父から聞いた。戦前のような『ものが言えぬ社会』に戻してはならない」と話しました。
宣伝後、「安倍政権の暴走ストップ」「戦争は秘密から始まる」などと書いた横断幕やプラカードを掲げアピールデモを行いました。行進途中で「これだけ国民が反対しているのに、十分な審議もせず強行採決は許せない」と高校生らが次々と飛び入り参加し、70人以上のデモ行進になりました。
参加者が「ひみぃーつ、ほごほう、絶対反対」と元気な声を上げ行進。沿道のオフィスビルから顔を出す人や写真を撮る女子高校生など注目が集まりました。