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春日井市で自衛隊弾薬庫撤去求めマラソン大会

 

 航空自衛隊基地のなかで最大規模の弾薬を保管する高蔵寺分屯基地(愛知県春日井市)の撤去を求める「高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン」が8日開かれ、小学生から80歳のお年寄りまで216人が健脚を競いました。
 
 主催したのは、県平和委員会、新日本スポーツ連盟県連盟、尾張中部地域労働組合総連合など11団体でつくる実行委員会。
 
 主催者あいさつした高橋信・県平和委員会理事長は「大会を始めてから今年で30回目。若い世代や女性の参加が年々増えています。『危険な弾薬庫はただちに撤去せよ』とアピールしながら走ってください」と話しました。
 
 春日井市議会は弾薬庫撤去の決議をしていて、伊藤太市長からメッセージが寄せられました。日本共産党の内田謙市議が激励のあいさつをしました。
 
 集合・出発場所の宮前公園には、広島・長崎の原爆被災地を撮った原爆パネル、沖縄県の米軍基地や名護市辺野古の海の写真を展示。参加した中高校生らが食い入るように見入り、「核兵器や基地は早くなくなってほしい」と話しました。
 
 小学生のこどもと参加した女性(42)は「平和であってこそ自由にスポーツを楽しむことができます。安倍政権になって『きな臭い』動きが強まっています。平和の願いを込め走りました」と述べました。