名古屋市で開かれていた第58回はたらく女性の中央集会(同実行委員会主催)は17日、閉幕しました。
労働組合や中小業者、農民団体の女性部、女性団体などからのべ1280人が参加。憲法を守り生かし、男女とも人間らしく働くことができる社会の実現のために共同の輪を広げようと確認しました。
全体会では、働く者の権利を守るためにたたかう女性が次々と訴えました。
早期の職場復帰をたたかい続けるJAL解雇撤回争議、IBMによるロックアウト解雇撤回闘争、資生堂・アンフィニの非正規切りを許さないとりくみなど、たたかう決意を表明。大きな拍手に包まれました。
「ブラック企業にご用心 就活・転職の落とし穴」を上映、榑松(くれまつ)佐一愛労連議長がコーディネーターを務め、土屋トカチ監督と矢崎暁子弁護士がトークしました。
名古屋市役所に勤める二十代の女性は「最初に入った企業の働き方がひどくても当たり前だと思ってしまう、という話はその通りだと感じた。人間らしく働きたいので、学んだことを職場に生かしたい」と話しました。
角田李代子実行委員長が主催者あいさつ。
日本共産党の井上哲史参議院議員があいさつしました。
秘密保護法案の狙いを伝えよう 第1分科会
16日に開かれた第1分科会「『国防軍』『徴兵制』『軍法会議』まで狙っていりってホント!?-今こそ、憲法を知っていかそう!」では、田巻紘子弁護士が講演しました。
田巻さんは、秘密保護法案の危険性について、イラク派兵差し止め訴訟の際に提出された黒塗りの文書を示し、「今でも都合の悪い情報は隠されているが、制定されたら求めることもできなくなる」と指摘。知らないうちに戦争できるようにする狙いを「生活に根ざした言葉で知らせていこう」と呼びかけました。
参加者からは「安倍首相あての大型はがきを作った」「憲法を守る意見広告に賛同が広がり、『行動したい』の声も多く寄せられている」などの取り組みが」紹介されました。