ニュース

15歳の語り継ぐ戦争「中学生の壁新聞展」名古屋

 

 名古屋市名東区の戦争と平和の資料館「ピースあいち」で、私立金城学院の中学3年生による「15歳の語り継ぐ戦争―金城学院中学生の壁新聞展」が開催中です。(8月31日まで)

 同校は、総合学習の授業で、生徒たちが戦争体験者からの聞き取りを行い、広島への修学旅行に関連して事前・事後学習を行うなど、平和教育に力を入れています。
 
展示スペースには、生徒たちが手書きでしたためた15点ほどの作品が並び、「戦争の事実を遠い過去ととらえず、私たちはその歴史の上に立っていると思い続けていきたい」「戦争がなくなるのを望んでいるのは今生きている人だけじゃないと思った」などの感想もつづられています。

 同館運営委員の吉田稔さん(70)は、「戦争経験者が少なくなった今日、若い人に伝えていく意義はますます大きい。多くの生徒たちの来場に期待したい」と話しています。

 「ピースあいち」は地下鉄東山線「上社」駅から11系統循環バスで「地アミ」下車、徒歩約3分。問い合わせ先=052(602)4222。(7月27日)