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国民の声が国会動かした いのうえ比例予定候補訴えから

 

 国会閉会に当たって日本共産党の井上さとし参院議員・比例候補が27日に名古屋市内で行った国会報告の一部を紹介します。

 昨日の国会最終日、安倍総理への問責決議を可決し、生活保護の改悪法案が廃案になりました。なぜ問責決議が出され、可決したのか。安倍内閣の暴走を許すなと声を上げてきた皆さんの力が、国会を動かしたということをご報告したい。

 国会では24・25両日に連結して参議院予算委員会が招集されていました。憲法63条は、国会から出席を求められれば閣僚は出席しなければならないと明記しています。ところがこの間、株価が暴落する事態のもと、安倍内閣は国民の前で堂々と議論できない。そこで議長不信任決議案を提出し、それを理由に予算委員会を欠席する、内閣ぐるみの憲法違反が行われました。

 黙って見過ごせば、国会は与党が気に入らない審議はしない、という国会の形がい化が生まれてしまう、というのが野党の声でした。ところが民主党はい一昨日(25日)、政府提出法案の成立を最優先にするとして、憲法違反の暴挙を不問に付すという態度に出ました。他の野党や国民から批判の声が上がる中、昨日は一転、問責決議が午前の本会議で採決され、野党の賛成多数で可決。歴代政権で4回目の問責決議を安倍政権は受けたわけです。
 
これをもって生活保護改悪案も廃案になりました。生活保護の抑制に拍車がかかる、許してはならないと昨日も一昨日も、国会前では座り込みが行われました。こういう皆さんの声が、最後は国会を動かした。それが昨日の事態でした。

 国会では原発でもTPP(環太平洋連携協定)でも、安倍内閣の暴走に正面から対決して抜本的対案を示す党として、自共対決の姿が浮き彫りになっています。東京都議選では3人区や2人区でも勝利を収めることができました。本当に政治を変えたいという思いを、どうか比例は日本共産党へとお寄せください。定数3の愛知選挙区では都議選に続いて、もとむら伸子さんを国会へと押し上げていただきたい。心からお願い申し上げます。(6月29日)