演説に割れんばかりの拍手
日本共産党愛知県委員会は2日、名古屋市の国際会議場センチュリーホールで市田忠義書記局長を迎え演説会を開きました。
心の琴線にふれる市田氏らの訴えに、３階席まで埋めた聴衆から割れんばかりの拍手が送られました。
長谷川一裕弁護士、井上さとし参院議員、もとむら伸子愛知選挙区予定候補のあいさつ
市田忠義書記局長講演
井上さとし参院議員
2期12年8代の政権と対峙（たいじ）してきた井上さとし参院議員（比例予定候補）。安倍晋三首相とも、ＴＰＰ（環太平洋連携協定）、原発再稼働、歴史認識問題で４度の論戦を重ね、アメリカ追随、侵略戦争美化の実態を暴露してきました。「暴走する安倍政権に待ったをかけ、皆さんの願い実現に働かせてほしい」力を込めました。
もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補
もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補は、国会議員秘書時代に共産党議席の貴重さを実感したとのべ「（選挙区の）３議席のうち一つは日本共産党に」と訴えました。
同県では、政党の力関係の変化が顕著です。連合労組内から「なぜ民主党を支持するのか」の声が相次ぎ、?民主王国?は崩壊状態。自民党は名古屋市長選で大敗。当選した河村たかし氏も20万票以上減らし「第三極」に勢いはありません。
党県委員会が演説会を案内する中で「賃上げなしに不満が強まっている。チラシをください」（私鉄労組役員）など注目される状況が生まれています。
市田書記局長
市田氏は冒頭、自民、公明、民主、維新の会などが衆院厚生労働委員会（5月31日）で生活保護改悪案を強行したことに抗議しました。
安倍政権の経済対策（アベノミクス）と、賃金は下がり続け、急激な円安が国民生活を直撃し、株価が乱高下しています。
市田氏は「デフレ不況の最大の原因は国民の収入が落ち込んでいることにあります。デフレ不況脱却のためになによりも働く人の所得を増やすことが大事です」と強調しました。
トヨタ自動車おひざもとの名古屋市。市田氏は大企業の内部留保の一部を賃上げに活用することを提言。「日本共産党の躍進で増税勢力に審判を下し、なんとしても消費税増税をやめさせよう」と訴えました。
5歳の子連れで参加した犬飼基輝さん（38）＝名古屋市＝は「共産党以外は私利私欲で動いているようで、国民のために行動するのは日本共産党だけだと思います。子育て支援に期待します」とのべました。（6月3日）