2000年9月12日の東海豪雨で大きな被害を受けた愛知県清須市の庄内川の堤防改修工事が完了し、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は11日、改修された堤防を視察するとともに、同市内で開かれた庄内川堤防完成報告会(主催・国土交通省中部地方整備局)に参加しました。
東海豪雨では、庄内川の水が西側の新川に大量に流れ、新川の堤防が約100?にわたって決壊。庄内川右岸や天白川などでも堤防から濁流があふれだすなど甚大な被害がでました。
日本共産党愛知県委員会は直ちに「豪雨災害対策本部」を設置し救済と復興に全力をあげました。党国会議員団も、佐々木議員を本部長に対策本部を発足させ、被害状況を調査や救援活動に取り組みました。
国は豪雨直後から庄内川の改修工事を始め、清須市内の堤防(約5・6??)を平均1?高くし、川底も掘削して深くしました。工事は今年3月末に終りました。
視察した堤防上で、清須市議の加藤光則、佐々木由紀子の両氏から「昨年の台風の時、上流から大量の水が押し寄せ、かさ上げした堤防下50?までに迫りました。まだ堤防下の住民が枕を高くして寝られる状況ではないです」との説明を受け、佐々木議員は「今回の堤防整備は第一歩です。引き続き安心・安全の街づくりに共に全力をあげましょう」と語りました。
堤防報告会で来賓あいさつに立った佐々木議員は当時の日本共産党の救援や復興支援の取り組みを紹介し「豪雨だけでなく東海・東南海地震発生が想定されるなか、災害に強い街づくりめざし努力します」と述べました。(5月16日)