「『主権回復の日』なんか認めない!・4・28沖縄デー」が28日、名古屋市中区の市教育館で開かれ、200人が参加しました。命どぅ宝あいち、名古屋YWCAなど6団体でつくる、あいち沖縄会議が主催。
沖縄県宜野湾市出身の平良一器氏が講演。米軍普天間基地近くに住み、子どもの頃から「4月28日は『沖縄が日本から切り捨てられた日』と思っています。政府の式典開催に怒りを覚ます」と述べ、「憲法改悪の動きが強まっている中、日本中から声を上げる必要があります」と強調しました。
愛知沖縄県人会連合会の比嘉俊太郎会長ら沖縄出身者、平和団体の人たちがリレートークをおこない「真の主権回復を」と訴えました。
集会では安倍晋三首相に対し、主権回復の日とする政府式典への抗議と、普天間基地撤去、辺野古基地断念、オスプレイ配備撤回を求める集会アピールを採択しました。
集会後、参加者は「オスプレイいならい」「普天間基地撤去」などと書いた横断幕やプラカードを持ち、繁華街を市民に訴えながらデモをおこないました。
1970年に就職のため沖縄県から愛知県に来た女性(67)は「当時は米軍統治下だったのでパスポートが必要でした。70年代当時も歌い、今日も会場のみんなで歌った『沖縄を返せ』を合唱した時に涙が出てきた。米軍基地撤去など真の主権回復を願っています」と話しました。(4月30日)