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日本福祉大九条の会、9周年つどい

 

 日本福祉大学九条の会は27日、愛知県美浜町の同大学キャンパスで結成9周年のつどいを開き、学生や教職員ら100人以上が参加しました。

 愛知憲法会議事務局長の本秀紀名古屋大学大学院教授が「憲法と大学生―いまさら聞けない憲法のはなし~ギター片手に憲法を語る」と題し、平和を題材にした曲を演奏しながら講演しました。
 
本教授は17~18世紀に欧米で生まれた近代憲法や日本国憲法の内容を紹介し、「憲法は国民の人権を保障するために、国家権力を縛る規範。自民党などが狙う改憲は全く逆で国家が国民を縛ろうとするもの」と批判。参加した学生らに「世の中の仕組み。日本の国がどこに行こうとしているのか。将来を担う学生のみなさんが、しっかり自分で学び、平和の声をあげてほしい」と述べました。

同会代表世話人の石川満教授は「会が結成され9年。毎年、春、秋の2回、平和講演会を開き運動を広めてきた。今回は憲法や平和が脅かされてきている中で開催される。今日の講演を契機に憲法9条守る運動を広げよう」と訴えました。

同大学ジャズ研究会の生演奏やピースナイン合唱団・知多の合唱を楽しみました。
 入学したばかりの女子学生(18)は「憲法は高校の時に少し習っただけ。講演を聞いて日本国憲法の大切さ、すばらしさがわかった」と話しました。
 3年の男子学生(20)は「大学の先生って難しい話しをするイメージがあった。ギター演奏しながら憲法9条や原発、沖縄の問題を訴えているのにビックリした。僕も平和についてアピールしたい」と話しました。(5月1日)