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消費税中止求め 名古屋で署名

 

 安倍首相がねらう消費税増税を阻止するために、愛知県の消費税をやめさせる連絡会と消費税をなくす会は21日、名古屋市の金山総合駅で増税中止を求める国会請願署名にとりくみました。

 岸野知子・なくす会事務局長ら参加者が交替でマイクを持ち「消費税増税は社会保障や財政再建のため、というのは真っ赤なウソです。安倍政権は、生活保護を皮切りに医療・介護・年金をさらに削減する方針です。不要不急の大型公共事業や軍事予算引き上げ、大手企業の法人税減税が本当のねらいです。くらしや営業を圧迫し、東日本の被災者にも容赦なく負担を強いる消費税増税は中止させるしかありません」と訴えました。

 参加者が「国民の署名一筆々々が大きな力になります」と訴えると通行人が足を止めて応じました。女性会社員(45)=中区=は「アベノミクスともてはやされているけど、何も変わっていません。ボーナスはゼロ。給料もあがる見込みはありません。安倍首相は、増税よりも税金の使い方を改めてほしい」。高齢の女性=熱田区=は「年金暮らしなので生活が苦しい。何を買うにも値段が上がるので消費税の増税だけは絶対困る」と話します。

 背広姿の男性会社員は「食料品非課税は世界では常識。一律税率10%はあまりにも高すぎる」。高校生の2人連れは口をそろえて「収入がない子どもからも税金をとるのはおかしい」「がんばってください」と期待を寄せました。(3月23日)