あいち女性九条の会は9日、名古屋市東区で改憲阻止に向けた交流集会を開き、51人が参加しました。日頃の思いや今後のとりくみについて率直に意見交換しようと企画したものです。
参加者は6つのグループに分かれ「そろいのTシャツを着て、はやりの歌と踊りで若者にアピールしよう」「今度の参院選はとても大事。有権者1人ひとりとしっかり向き合い、平和憲法の大切さをきちんと伝えていくことが大事だね」などと話し合いました。
関西電力前で原発再稼働反対の「金曜行動」にとりくんでいる女性2人も参加。ミホさん(38)=東浦町在住=は「最初はデモに抵抗があったけど、原発の危険性を知り、めいっぱいおしゃれしてデモに参加しています。『原発は日本経済に必要だ』とかたくなに拒んでいた夫に時間をかけて説得し、今は共感してくれています。友達や近所の人たちにも参加を広げたい」。チェリーさん(41)=昭和区在住=は「社会の問題に正面から向き合うのは人生で初めて。『金曜行動』は自分のいのちが求めるものだから、信念をもってやっていきたい。この間知り合った、9条の会や沖縄基地撤去、反貧困などの運動にとりくんでいる人たちと思いは一緒。つながりあって声をあげ、社会を変えていきたい」と語りました。
参加者は2人のリードで「再稼働反対」と一緒にコールし、大いに盛り上がりました。
文化交流では戦争の悲惨さ、平和の大切さ、九条への思いを込めた朗読劇や腹話術、空き缶でつくった「かんから三線」演奏が披露されました。
あいち女性九条の会は、2005年11月、俳優の山田昌さんや野間美喜子弁護士、青木みか名古屋女子大学名誉教授らが呼びかけて発足。これまで講演会や戦争体験を聞く会、ミニコンサート、バザーなど多彩な企画を行ない、賛同者を広げています。(3月13日)