東日本大震災から2年、10日を中心に愛知県内では26カ所で原発ゼロを訴える集会やデモ、講演会、映画上映会など多彩なとりくみが行なわれました。
豊橋市内で「3・11追悼・なくそう浜岡原発東三河集会」には500人を超す人が参加しました。
青木利成実行委員長は主催者あいさつで、「明日の見えない日々を生きる被災者や、被ばくの恐怖とたたかう原発作業員の思いを無視し、原発再稼働をすすめる安倍首相は許せない」と訴えました。
福島県いわき市で被災し、豊川市内で避難生活をおくる根本美佳さん(43)と娘の未結(みゆう)さん(8)が発言。未結さんは「早く友だちに会いたい。いつまでも健康で、夢に向かって頑張れるよう、原発をなくしてください」と訴え、美佳さんは「こんな苦しみは私たちで最後にしてほしい」と語りました。
集会後、参加者は小雨混じりの寒風が吹きすさぶなか、「再稼働反対」などと訴えながら、中部電力豊橋営業所までパレードしました。
参加した山本千絵さん(39)は「目に見えない放射能汚染の恐怖から子どもたちを守るために、浜岡原発は廃炉にしてほしい」と語ります。(3月12日)