ニュース

愛知九条の会 結成8周年のつどい

世論広げる運動強めよう

 

 「あいち九条の会」の結成8周年のつどいが23日、名古屋市中区で開かれ180人が参加しました。

 県内では地域、職場に300以上の「会」が活動。「つどい」参加者は、「安倍政権の改憲を阻止し、九条を守る」世論を広げるため多くの地域、学園、職場での「会」をつくり、運動を強めることを確認しました。

 開会あいさつに立った代表世話人の内河恵一弁護士は、「安倍政権の発足により、『戦争ができる国』への道を歩む危険がある。改憲を阻むため努力を重ねよう」と訴えました。

 名古屋大学の愛敬浩二教授が「総選挙後の改憲動向と私たちの課題」と題して講演。愛敬氏は、自民党が発表した「日本国憲法改正草案」について、自衛隊を「国防軍」として正当化、基本的人権の制限、災害便乗の緊急事態条項設定などを盛り込んだ内容を厳しく批判し、「9条はもちろん、人権を守るため、各界・各層との連帯を強めよう」と強調しました。

 講演後、分散会が開かれ、「定期にニュースを発行。現在は1000人の会員に届けている」、「美術団体と協力して平和アート展を開いた」、「若い人の会員を増やすため、ホームページの開設、会の催しに大学の落語研究会に出演してもらうなど工夫が必要」など活動を交流しました。(2月27日)