脱原発の思いをともにして17日、名古屋市の中心街に集った200人の市民は、「原発いらない」「子どもを守ろう!」「未来を守ろう!」と、にぎやかな太鼓の音にあわせてコールを響かせながら、繁華街を1時間かけて行進しました。
「月イチNAGOYA脱原発デモ」の呼びかけです。昨年10月に続く3回目の開催で、参加者の自作したそれぞれのプラカードが波うつように沿道にあふれました。
ジャンベ(民族楽器)を抱えて先頭を歩いた、ミュージシャンのハジメさん(44)は「才能ある多くの音楽家も脱原発を訴えているけど、本当はもっと平和とか愛とか歌いたいだろうにと、もったいなく思います。彼らが自由に歌うためにも、すべてを廃炉にさせたい。それのみです」。
ハジメさんに誘われ、小学生の子ども2人と参加した母親(38)も、「街を歩く子ども連れの人にも、子を持つ母親が声を上げる問題なんだと、原発のことに関心を持ってくれるきっかけになるといい」。小5の息子は「福島の子たちが被ばくして、差別とかいじめを受けてしまうんじゃないかと心配です。学校でも友達とこのことを話していきたい」と語りました。(2月19日)