愛知県労働組合総連合と愛知県国民春闘共闘委員会は7日早朝、トヨタのオフィスがある名古屋駅ミッドランドスクエア前で2013年春闘の前進を訴える宣伝に取り組みました。
各労働組合から30人が参加し、「賃上げこそ、デフレ不況克服の特効薬」と書かれた横断幕を掲げ、出勤途中のトヨタ労働者などにビラつきのテイシュを配りました。
榑松(くれまつ)佐一・愛労連議長は「デフレ不況の原因は賃金の減少。大企業は労働者と中小企業を犠牲にして内部留保を蓄え、海外投資・投機をしている。日本経団連は今春闘で賃上げどころか定期昇給の見送りを表明している」と批判、「賃金を引き上げ、中小企業の単価を改善し、大企業の内部留保を震災復興事業や社会保障に充てるべきだ。今春闘で仕事とくらしを守り、安全・安心の社会をめざそう」と呼びかけました。
国家公務関連労働組合中部ブロック協議会の空直樹議長は、「国や地方で公務員削減がおこなわれた結果、非常勤職員が常態化し、公共サービスが利益追求の民間企業に委託されるなど、国民の命と安心が脅かされている」と述べ、「公務労働者と民間労働者が一体となり雇用、くらしを守ろう」と訴えました。(1月9日)