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農業団体・小売店街を訪問 佐々木・河江予定候補に共感 名古屋

TPP・増税「死活問題です」

 

 日本共産党東海ブロックの佐々木憲昭(衆院議員)、河江明美両比例予定候補は11月4日、名古屋市内の農業団体や小売店街をそろって訪問、環太平洋連携協定(TPP)問題や消費税について意見交換しました。併せて市田忠義書記局長を迎え、12日に開催する演説会を案内しました。

 年に一度の「まつり」を開催中の名古屋市農業センター(天白区)では、早川悦央(よしお)所長が応対しました。早川所長は、名古屋コーチンを使ったコロッケの開発など、農業振興へ創意工夫をこらす同センターの役割を紹介しました。

 「TPPはどんな感じですか」と佐々木議員が聞くと所長は「お米を作っている農家は影響があるのでは」と危惧します。原発事故に関連して河江予定候補が「遊休地を利用しての太陽光発電など、できることはないでしょうか」と尋ねると、「耕作放棄地への太陽光パネルの設置という話もあります。こういう時期に変えないと、変わらないかもしれませんね」と応じました。

 まつり会場では、出店している農業者と対話に。両予定候補が「TPPはどうですか」と声をかけていくと、「死活問題です。農業者が真っ先に立って反対しないといけない」など、打てば響くような返事が相次ぎました。

 瑞穂区の栄市場では小売店舗を訪ねて回りました。
 佐々木議員が姿を見せると各所で「テレビで見てたよ」「われわれちっちゃい所は頼りにしとるわ」と歓迎の声が上がりました。

 靴店の男性は「不況で、先行き不透明です」といいます。佐々木議員が「国民の懐をよくする政策に変えないと。国民の6割が反対している消費税増税。その声を踏まえた政治にしたい」と力を込めると、男性は「そうですね。頑張ってください」と握手。

 ほかにも「お客もお年寄りばかりになって。これで消費税が上がったら本当に大変です」「仮に消費税分が1円50銭上がったとして、値札に書けない。結局かぶることになる。政治家は復興予算の流用など何をしているのか」と、不安や怒りの声が続きました。

 両予定候補の行動には、石川ひさし3区、西田とし子4区、もとむら伸子参院愛知選挙区の各予定候補と、田口一登名古屋市議らが同行しました。
(11月6日)