沖縄・米軍普天間基地(宜野湾市)に強行配備された、米海兵隊・垂直離着陸機MV22オスプレイの撤去を求めるパレードが10月6日、名古屋市中区の繁華街で行われました。市民団体や個人でつくる「あいち沖縄会議」が主催したもので100人余が参加しました。
パレードに先だって開かれた集会では、愛知沖縄県人会連合会の比嘉俊太郎会長(愛知工業大学名誉教授)があいさつし、「沖縄では県議会を含めすべての自治体が配備反対を決議しています。欠陥機を日本の空に飛ばしてはなりません。沖縄の民意を踏みにじり、米国に追随する日本政府は断じて容認できません。安保条約を廃棄し、米軍基地を撤去すべきです」と訴えました。
オスプレイ着陸帯の建設工事が強行されている東村高江などからの報告が行なわれ、参加者全員でオスプレイ撤去、基地全面閉鎖を呼びかけるアピール文を採択しました。
参加者らが、通行人に「オスプレイは、世界の紛争地域に海兵隊を送り込むための軍用機です。日本の防衛とはなんの関係もありません」などとパレードへの参加を呼びかけました。
参加した小山初子さん(「命どぅ宝あいち」代表世話人)は「4日から実家のある伊江村でオスプレイの離着陸・飛行訓練が始まり、家族は事故への恐怖におびえています。住民はみんな反対しているのに、野田政権は一体どこの政府なのかといいたい」。
「あいち沖縄会議」事務局の山本みはぎさんは「普天間基地の固定化につながるオスプレイの配備は、言語道断と言うほかありません。世論を大きくひろげ、全国一つになって撤去を迫っていきたい」と語りました。(10月9日)