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衆議院愛知15区くしだ真吾 「議席取る」若さに注目

 
 「15区で国民の願いに応えられる予定候補は、自分しかいません」。きっぱりした物言いがすがすがしい。民青同盟愛知県委員長の経験を国政に生かすべく「議席を取るたたかいをしたい」と意気盛んです。

 温室を利用した施設園芸が盛んな渥美半島ですが、近年は重油暴騰で経営が悪化、加えて生産過剰による値下がりが厳しい。くしだ予定候補が訪問した畑では、キャベツの花が咲いていました。「TPP(環太平洋連携協定)で安い外国産が流入すれば生き残れない、と皆さん非常な危機感を持っています。一生懸命やっている農家の頭ごしに決めるのは許されない」と、くしだ予定候補は力を込めます。

 消費税増税の道理のなさにも矛盾が広がります。田原市で、老後のためなら増税も仕方ない、という女性(59)と対話になりました。くしだ予定候補は「社会保障どころか、高速道路や新幹線を造ろうとしているんですよ」。「えー、それは違うのでは」と女性びっくり。くしだ予定候補が「僕は国民の声を聞かない政治家になりたくない。『赤旗』の配達・集金を通じてぜひ意見を聞かせてくれませんか」と購読を勧めると、女性は快く応じました。

 15区の民主党現職、自民党新人はともに消費税増税賛成です。民主党現職は「かなり厳しいご意見も多く、…政治に対する不信感が高まっているなと感じます」とブログでこぼすほど。自民党新人はここぞとばかりに宣伝を強めていますが「民主党がダメだから自民党という雰囲気ではない」と、くしだ予定候補は感じています。

 2004年から丸7年、民青県委員長を務めました。「ネットカフェ難民」や「派遣切り」を実態調査。天下のトヨタの非人道的な働かせ方に衝撃を受け、労働者派遣法を改める必要性を痛感しました。

 「民主連合政府を支える若い世代をつくりたい」と20~30代の党員・後援会員拡大に奮闘中。訪問した美容室では、若い女性従業員に気さくに声をかけ、髪型の話題で盛り上げた後「今『赤旗』を読んでほしいと回っているんですよ」。女性は「へえー、どんな新聞なんですかあ」と興味津々でした。

 「若い世代に共産党への偏見はないですよ」と、くしだ予定候補。今では「うちの子とも話してくれないか」と誘われるケースも増えているとか。青年予定候補に、期待と注目が集まります。

略歴

1976年刈谷市生まれ。名古屋学院大卒。民間企業社員を経て、民青愛知県委員長。党県委員、東三地区常任委員
 愛知15区=豊橋市、田原市(9月2日)

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