朝食づくりに始まり朝夕の2人の子どもの送り迎え、洗濯、ゴミだし…と自他共に認める「イクメン」(育児を積極的に行う男性)です。「子育て世代は『大変』の一言です。そんな代、代の声を国政に反映させたい」と意気込みます。
名古屋市天白区で開いた「子育てカフェ」。「母乳は何歳まで?」「紙おむつと布おむつはどっちがいいの」「あんまり食べさせすぎちゃいけないって聞いたけど…」。育児の悩みが続出。中には「保育所に預かってもらえない。夫の給料だけでは生活が大変なのに…」と切実な相談も。石川予定候補は「悩んでるのは自分だけじゃない、と分かりあえるのが『子育てカフェ』の魅力です。保育所に入れないのは切実、解決できるよう力を尽くしたい」と話します。
放射能汚染の不安もいまだ大きい。公園で放射線量を測定していると「測定中」の立て札を見た若い母親が寄ってきて「結果を教えてください」と連絡先を渡していきました。そんなきっかけで増えたメル友(メール友達)が3人ほど。
党後援会主催の「つどい」では、政治への怒りと共産党への期待を感じます。天白区では「初めて共産党の集まりに来た」という元町内会役員の男性(66)が「なんで共産党は他党に比べて知名度がないのか。私もいろいろ考えて前は民主党に入れたが、失望しとる」と訴えました。
石川予定候補は「伸びるには力が足りない。だから党員の仲間をもっと増やしたい、『しんぶん赤旗』を読んでもらいたい、と頑張っているところです」と力説。つどい後、男性は日曜版の購読を約束しました。
小学生のとき、マンガで読んだ「はだしのゲン」で原爆の恐怖を知りました。入党の原点も「核兵器を無くしたい」の思いです。福島原発の事故は、初心を思い起こさせました。「原発ゼロに、の気持ちは強いです。今こそ出番だ、と」
放射線測定でもつどいでも、これまで共産党とつながりのなかった層が近づいています。「民主党を応援したのに裏切られた、という話をあちこちで聞きます。声に応えるには党の議席を増やすしかない。私自身が議席を争えるよう頑張りたい」(8月5日)