8月2日から9日まで広島、長崎で開かれる原水爆禁止2012年世界大会に参加する愛知県代表団(団長、吉良多喜夫・愛知県労働組合総連合事務局長)の結団式とつどいが27日、名古屋市熱田区の労働会館東館ホールで開かれました。
愛知県からの大会参加者は200人を超え、実行委員会では「もっと参加者を増やそう」と奮闘中です。
大村義則・愛知県原水協代表委員が「核兵器廃絶運動の現状と脱原発と私たちの今後」と題して講演。2010年に開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議の「核兵器のない世界の平和と安全を」を達成することに合意した意義を述べ、「核兵器禁止条約の交渉開始にむけ運動を広げよう」と訴えました。
活動交流で県平和委員会・青年学生部の青年は「2008年から続けてきた『被爆体験聞き撮りプロジュクト』で20数人の被爆者の証言を映像記録し、英語の字幕付のDVDが完成した。世界大会に参加した海外代表に贈る」と語りました。
稲沢市原水協の代表は「市に働きかけ、被爆者に無料で長崎、広島の病院に行ける制度が実現した。8月13日には海外代表を招いて稲沢市長や市議会議長との懇談もおこなう」と紹介し、県高校生平和ゼミナールの2人は「これまで原発問題の学習会や知多半島の戦跡巡りをおこなってきた。大会に参加し、核兵器や原発についてしっかいり学んでくる」と述べました。(7月29日)