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消費税増税廃案に 民商がロングラン宣伝

 

消費税増税法案の廃案を訴えるロングラン宣伝が7月22日、金山総合駅南口で(名古屋市熱田区)で繰り広げられました。名古屋南民主商工会を中心に愛知県内の民商がとりくんだもので、午後1時半から6時まで、国会請願署名を通行人に呼びかけました。

 参加者が交代でマイクをもち、「消費税増税は庶民のくらしと中小業者の営業を破壊し、税収の減少で財政危機をいっそう深刻化させるだけです。社会保障の財源は、大企業を優遇する不公平税制や税金のムダづかいの是正で確保すべきです。国民世論の力で廃案に追い込みましょう」と訴えました。

 これに応えて、通りがかりの高齢者や若いカップル、高校生ら世代を超えた人たちが相次いで賛同を寄せました。
 署名したパート労働者の男性(66)=港区=は「年金は減らされる一方、介護保険料など負担だけが増え、とても生活できません。生きるために仕方なく働いているのに増税されたら元も子もありません。今の政治をみていて、自民党と根っこが同じ政党や政治家では、政治は変わらないことがよくわかりました」と話しました。

 行動を企画した板平勇・南民商会長=建設業=は「発注元の大手企業との力関係があり、5%ですら工事代金に転化できないのに、10%になったら『経費倒れ』になってしまいます。廃案にするしかありません。さまざまな問題で民主党政権に対する批判が高まっている今がチャンスです。運動を大きく盛り上げ、世論を一気に広げて、必ず廃案に追い込みます」と意気込みました。(7月24日)