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?再稼働やめろデモ?数百人規模 関西電力東海支社前(名古屋)

 
名古屋市東区の関西電力東海支社前で毎週金曜日の夕刻、「ツイッター」などで集まった市民が「原発再稼働やめろ」「子どもを守ろう」の声をあげています。10人余りで始まった行動は、数百人規模へと広がっています。

 行動を呼びかけたのは、市内に住む佐藤秀一さん(45)と岡田哲さん(29)。事故原因の究明もないまま政府が原発再稼働へ暴走を始めた4月末、「ナゴヤアクション!原発ゼロ」を立ち上げました。ツイッターで政府への不満と原発への不安を持つ仲間を募り、当初は中部電力本店前で「浜岡原発なくせ」と訴えました。

 6月からは関電支社前に行動の場を移し、自作した旗やプラカードを手にシュプレヒコールをあげています。
 佐藤さんは「原発推進派という巨大な相手に対して、何のつながりもなかった人たちが結集している。政治監視の意識も高まっているし国民は無力ではない」と感じています。岡田さんも、「『地元の理解』を強調する報道があったけれど、名古屋も大飯原発から120??の地元。もっと大勢で声をぶつけたい」と話します。

 行動をツイッターで知った人から「友人と参加したい」「まわりにも知らせます」など、周知を買って出る反響が広がりました。
 6月8日の行動から参加している女性(41)もツイッターで知った1人です。当初は30人ほどの一団の隅に遠慮がちにたたずんでいました。「反原発の行動が全然報道されず、反対している方がおかしいのかなと不安だった」と振り返ります。より規模の大きい関電本店前の行動を見たくて大阪に行き、元気をもらいました。「物おじしている時じゃないなと。原発やデモなんて本当は無縁でいたかったけど、なくなるまで名古屋で声を上げていきます」

 自動車販売の木津信雄さん(48)も、「このままでは政府に殺される」との危機感を持ちます。「安全といいつつ、事故への対処法もなかったって事でしょう。『俺たちは家畜じゃないぞ』と言いたい」。自然エネルギー推進のステッカーを配る宮井留志さん(47)も「世界で自然エネが叫ばれている時に、原子力ムラにくっついてるだけの政府なら用はないよ」と断じます。

 今月、1000人のデモ行進を実現し今後も定期的な開催に力を入れる林晃佑さん(26)は語ります。「僕たちはただ安全な社会に住み、それを子どもたちに残していきたいだけ。今後も行動を継続し、原発とはさよならします」(7月19日)