南知多町の内海(うつみ)海水浴場で、15日、日本福祉大学の学生たちが「核兵器全面禁止のアピール」署名への協力を呼びかける署名宣伝をおこないました。1時間余りで130人余の署名が集まりました。
学生たちは、日本福祉大学原水爆禁止実行委員会のメンバーです。8月に広島市で開かれる原水爆禁止世界大会に参加する学生ら16人が参加しました。
学生たちが「広島・長崎両市長やノーベル賞を受賞した益川敏英さんらが賛同者になっている署名です。ご協力ください。いただいた署名は10月にニューヨークで開かれる国連総会に届けます」との訴えると、子ども連れの海水浴客らが次々と署名をしました。
名古屋市から家族で海水浴に来ていた猪川佐知代さん(39)は「福島原発事故が起こってから、核兵器や原発の事を考えるようになりました。核兵器も原発もなくしたいですね」と話し、署名しました。売店のアルバイトの学生も「俺の署名が国連に届けられるのか。やるやる」、ブラジル生まれで今は碧南市に住む2人の女性は「ノーモア・フクシマ。ノーモア・ヒロシマ。サイン、オーケー」と署名しました。
初めて署名活動に参加した男子学生(21)は「最初は声をかけるのに勇気がいりましたが、声をかけると気軽に署名をしてくれました。『原発なくせ』の署名」はないかと言う人もいた。原発ゼロ署名も一緒にやればよかった」。1年生の女子学生(18)は「6月におこなわれた平和行進にも参加しました。友人を誘って広島に行きます」と話しました。(7月17日)