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「原爆怖い なくして」 愛知の若者 世界大会へ署名・宣伝

 

「愛知県・青年学生バスツアー実行委員会」の青年・学生が、8月に広島市で開かれる原水爆禁止世界大会へのバスツアーを計画しています。

名古屋市中区の大須観音前で7月8日、「広島・長崎両市長やノーベル賞を受賞した益川敏英さんらが賛同者になっている核兵器廃絶を求める署名にご協力を」と、この青年・学生の若い声が響きわたりました。核兵器全面禁止のアピール署名、日本のエネルギー政策を問うシール投票の協力を呼びかけると、参詣客や買い物帰りの人が次々と足を止めて署名していきます。

 3人連れの女子高校生は「福島原発事故のニュースを見ていると、原発や原爆の放射能は怖い。無くなるといいと思う」、子ども連れの女性は「福島県の子どもの健康診断で体内から通常より多い放射性物質が検出されたと報道されていました。専門家だという人は『直ちに健康に影響がない』と言っていますが本当?と疑問を持ちます」と話しました。

 シール投票で「原発廃止」に投票した2人組の男子大学生は「原発廃止は当然だぜ。各地で原発事故が起こったら日本はおしまいだ」といいました。
 参加した女子学生(21)は「学内でも署名を集め、ツアーにも多くの友人を誘って参加したい」と語りました。

 1時間余りの宣伝で100人を超す人が署名やシール投票をしました。シール投票の結果は「原発廃止」「再生可能エネルギーへの切り替えを急ぎ、原発は段階的になくす」を合わせると9割。原発の維持・増設はゼロでした。

 同実行委員会では昨年の「長崎ツアー」を上回る人の参加を目標に取り組んでいます。問い合わせは同実行委員会052(763)5441へ。(7月13日)