ニュース

危険なブルーインパルス(曲芸飛行)やめよ 小牧基地に請願書提出

 

航空自衛隊小牧基地(小牧市)が「ブルーインパルス」の展示飛行を計画している問題で、愛知県内の平和団体は7月3日、小牧基地に対し、中止を求める請願書を提出しました。

県平和委員会と「平和で住みよい小牧をつくる会」が行なったもの。日本共産党の柳沢けさみ衆院愛知6区予定候補も同行しました。

 「ブルーインパルス」は松島基地(宮城県)所属のアクロバットチーム。同基地が東日本大震災で津波被害を受けたため、現在は芦屋基地(福岡県)に拠点を移しています。今秋開かれる予定の小牧基地航空祭で、危険な曲芸飛行を行う計画です。

請願書を提出した赤塚一男「小牧をつくる会」代表委員は「基地周辺は、人口が密集する市街地であり、事故が起きれば大惨事につながりかねない。地元のほとんどの人が展示飛行に反対している。他の軍用機の編隊飛行も含め、危険な飛行はやめてほしい」と訴えました。

矢野創・県平和委事務局長は、小牧基地所属KC130輸送機の給油ホース巻き取り不能トラブル(今年4月)に触れ、「これまでも、基地所属の軍用機による事故やトラブルが繰り返し発生しており、地元では不安がひろがっている。自衛隊は、きちんと住民説明会を開いて、事故原因と再発防止作を明らかにする責任がある。住民と周辺自治体の不安が解消されるまでは、飛行を中止すべきだ」と述べ、文書による回答を求めました。

応対した渉外担当者は「皆さんの訴えはすべて、基地司令と自衛隊中央に伝えます」と述べました。(7月6日)