国民平和大行進(東京-広島コース)が愛知県入りした5月31日、学校法人桜丘学園(豊橋市)で歓迎集会が開かれました。同学園教職員組合が主催したもの。生徒たちの吹奏楽と和太鼓の力強い演奏が、全国通し行進者2人と県内通し行進者21人を含む行進参加者を迎えました。
同学園は、敷地内に広島の「原爆の火」を保存する「平和の塔」を設置し、平和教育に熱心にとりくんでいます。
市川善康・桜丘学園教職員組合委員長は「毎年皆さんを迎えることは、生徒たちが平和の大切さを考えるうえで大変意義のある機会になっています。くれぐれも健康に気をつけて行進を続けてください」と歓迎の言葉を述べました。
学園を代表してあいさつにたった岩田邦彦・桜丘高校校長は「困難をおして歩き続ける皆さんに敬意を表します。核兵器のない平和な社会と、若者の明るい未来を実現するために今後も協力していきたい」と語りました。
同校生徒会の大谷健太会長は「平和を大切にする学校の伝統を受け継ぎ、熱い心で皆さんの行進を応援します」と元気いっぱいにあいさつしました。
全国通し行進者の、山口逸郎さんと渡邉正郎さんがそろって「核兵器廃絶と原発ゼロをめざし、にぎやかに広島まで歩き続けます」と決意を述べました。
地元住民でつくる「豊橋に『原爆の火』を灯し続ける会」の萬屋家隆副会長と、「平和行進・東三河を共に歩く会」の安間慎副会長もあいさつしました。
参加した、「県内通し行進者」の遠藤錦子さん(71)=小牧市=は「行進を通じて一人でも多くの人に、航空自衛隊小牧基地の基地機能強化の実態と危険性を伝えたい」。板倉芳子さん(71)=弥冨市=は「核兵器だけでなく、原発事故による放射能の危険性を若い世代に伝えたい」と抱負を語りました。(6月3日)