ニュース

航空宇宙展ブルーインパルス飛行  主催団体に中止要請

 

 今年10月開催される「2012年国際航空宇宙展」で、航空自衛隊のブルーインパルスの編隊飛行が計画されていることから、 県平和委員会や安保破棄愛知県実行委員会など平和団体は17、18の両日、主催団体に飛行中止の申し入れを行いました。

主催するのは日本航空宇宙工業会で、県内窓口の中部航空宇宙技術センターを訪問。参加者は「航空宇宙産業は平和的に活用すべきもの。ブルーインパルスの編隊飛行や軍用機の出展はふさわしくない。先日も海上自衛隊のヘリコプターが陸奥湾に墜落した」中止を強く求めました。担当者は「計画があるのは事実。航空自衛隊の内諾も得ている。関係者と調整中で確定ではない」と回答しました。会場となるのは中部国際空港(常滑市)とポートメッセなごや(名古屋市)。参加者は中部国際空港にも中止を要請しました。職員は「現在のところ主催者からブルーインパルスの飛行計画や展示内容の報告はない。中部国際空港は民間専用の空港。自衛隊機の離着陸は想定していない」と述べました。

特別後援する愛知県と名古屋市の職員は「航空宇宙の開発は平和目的にすべき。主催者から飛行の有無を含め展示内容は聞いていない」と答えました。

 両日の申し入れに、日本共産党の柳沢けさみ衆院愛知6区予定候補、もとむら伸子参院選愛知選挙区予定候補、関係自治体の地方議員が同席しました。(4月20日)