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原発廃絶計画的に 豊明9条の会が講演会

 
 
愛知県豊明市の「9条の会」は4月7日、「このままでいいの?原発日本!」と題する講演会を市内で開き、200人が参加しました。安斎育郎立命館大学名誉教授が講演しました。

 安斎氏は、日本の原発推進政策の背景に、アメリカの核戦略と結びついた自民党政権と財界、御用学者、マスメディアなどの「翼賛体制」があると指摘。「憲法には主権者である国民が国のあり方を決めると明記されています。憲法よりも日米同盟や『原子力村』を優先する政治を許してはなりません。憲法通りに国民の主体性を発揮し、原発を計画的に廃絶すべきです」と語りました。

 福島鐐(りょう)世話人(元保守系市議)は「国民の生活を破壊する戦争や原発再稼働の動きに対し、強い志(こころざし)をもって反対する運動にとりくんでいきたい」とあいさつしました。

 音楽家の藤村記一郎さんが自ら作曲した「原発はいらない」などを演奏しました。

 同会は7年前に発足。宗教者、里親ボランティア、元図書館長など多彩な人々が参加し、学習会や戦跡ツアーなどにとりくんでいます。
 企画した近藤弘子代表世話人は「政府の情報操作に再び惑わされることのないよう、今後も市民に正確な情報を伝え、いっしょに考える場を提供していきたい」と抱負を語ります。(4月12日)