愛労連など県内の労組は3月23日、名古屋市の金山総合駅で全労連東海北陸ブロックの脱原発のリレー宣伝を行いました。中部電力本社に浜岡原発の廃炉を求める申し入れも行いました。
愛労連の田中知通氏、福祉保育労東海地本の藤原佳子氏らは駅頭で「政府は停止中の原子炉を再稼働させる動きをみせており、多くの国民から疑問の声が上がっています。活断層の真上にある浜岡原発の廃炉も含め、大いに声を広げましょう」と、通勤途中の市民に呼びかけました。
小雨の中で急ぐ足を止めた20代の男性は「これ以上爆発すれば住む所がなくなります。ビラも読ませてもらいます」と署名しました。
中電本店へは6人が申し入れに訪れ、応対した酒井正美広報部課長に浜岡廃炉とエネルギー政策の転換を求める要請書を手渡しました。
自治労連県本部の伊藤慎次氏は「欧州ですでに撤退を決めているように、日本では中電が先頭をきってやっていただきたい」。愛労連の吉良多喜夫氏も「使用済み核燃料の問題にしても、技術は確立していない。原発に頼らず自然エネルギー転換を打ち出すなら、かなりの協力ができる」と述べました。(3月25日)