東日本大震災と福島原発事故から1年となった11日各地で、震災復興・原発ゼロをかかげた集会・デモが行われました。
約5000人が参加した「明日につなげる大集会」(名古屋市中区)には、行動に踏み出した若い世代の参加がめだちました。
アニメキャラクターの着ぐるみを着て参加した丹羽久美子さん(19)=日進市=は「地元にも被災地から避難してきた人がいます。今も放射能汚染で住めないのは悲しい。原発はやめてほしい」。
昨年10月に被災地で墓石を探すボランティアに参加した倉石彩美さん=大学4年生=は、「放射能はなくせないけど、みんなで声をあげ、行動すれば、原発はなくすことができると思う」と話します。
静岡県出身の山口祐樹さん(大学3年生)は「実家が浜岡原発の近くにあるので不安です。社会人になっても積極的に行動していきたい」。
長野県から3時間かけて参加した東堂隼(はやと)さん(35)は、被災地に置き去りにされたペットを保護する活動にとりくんでいます。震災翌日日に千葉県松戸市から避難してきたという渡辺優子さん(37)=名東区=は、地域の母親たちといっしょに、放射能汚染食材から子どもたちを守るネットワーク運動にとりくんでいます。「産地公開の徹底や精度の高い検査を行うよう、粘り強く行政にはたらきかけていきたい」と語ります。(3月13日)