「あいち九条の会」の結成7周年のつどいが2月25日、名古屋市中川区で開かれ120人が参加しました。
県内では地域、職場に300以上の「会」が活動。「つどい」参加者は、「九条の改定に反対し憲法を守る」世論を国民の過半数にするため、地域、学園、職場単位の「会」をつくり、相互のネットワークを強めることを確認しました。
会代表世話人の森英樹・名古屋大学名誉教授が「九条の心で日本政治の現在(いま)を診る」と題して講演。
森氏は昨年の東日本大震災を奇禍として改憲勢力からの「大震災・武力攻撃という『有事』に対応できない」という改憲論の急浮上を「惨事便乗型」と厳しく批判し、「憲法にもとづく復興、平和の実現をめざし、草の根の運動を広めることが必要」と訴えました。
参加者からは、「名古屋市緑区内には29の学区・職場に『会』がある。連携を強めるため連絡会をつくった。ニュースやブログで交流を始めた」、「西三河で大きな集会をしようと西三河の『会』が協力し、7月に刈谷市でつどいをおこなう」、「地域へ『九条守れ』の声を発信するため、ミニパンフ『平和へのお便り』を3千部つくって地域へ配布した」など活動を交流しました。(2月29日)