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建国記念の日 愛知で反対集会

 
 第46回「建国記念の日」不承認2・11思想・信教・教育の自由を守る愛知県民のつどいが、名古屋市熱田区で開かれました。教育関係者や歴史学者、ジャーナリストらでつくる実行委員会が主催し、会場いっぱいの180人が参加しました。

 愛知歴史教育者協議会の川村治令氏が開会あいさつし、「東日本大震災、福島原発事故は11カ月前に発生した。国、企業が一体となり原発を推進した問題や教訓をよく学んでほしい」と述べました。

 宮地正人・東京大学名誉教授が「原発事故から天皇制を考える」と題して講演し、日本の原発の「安全神話」がつくられた経過、神武天皇からの万世一系という「記紀神話」にもとづき明治期につくられた近代天皇制の歴史を詳細に報告し、ともに国の為政者が施策遂行のためにつくった「政治神話」と批判。宮地氏は「私たちに課せられた課題は、様々な世論誘導に惑わされることなく、将来の日本を担う子どもたちが安心できる社会をつくることだ」と強調しました。(2月14日)