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市場原理の持ち込みノー 社会を変える仲間に 共産党が「保育カフェ」

 
 保育と政治のこと、日本共産党のこと、一緒に考えてみませんか―。こんな呼びかけで「保育カフェ」が1月31日夜、中区で開かれました。主催は党愛知県委員会と保育後援会。会場を埋めた若い保育士ら110人余は、保育現場でたたかってきた日本共産党員の訴えにじっと耳を傾けていました。

 日本共産党を代表して、もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補があいさつ。続いて保育現場のベテラン党員らが、リレートークで入党のきっかけや保育への思いを訴えました。

 ベトナム反戦運動の盛り上がりのなかで入党したという党員は「ポストの数ほど保育所を」を合言葉に保育所づくりを進め、夜間・休日保育など保護者の要求に基づき「一つひとつ勝ち取ってきた」歴史を紹介。「運動の中心にいつも日本共産党員がいました。国民の目線で運動を進める日本共産党の隊列に、ぜひ加わってほしい」と訴えました。

 多くの党員が、民主党政権の「子ども・子育て新システム」について、「保育に市場原理を持ち込むもの」と批判。「競争と自己責任の社会で、世渡り上手な子をつくればいいのでしょうか」「保育は児童福祉法(福祉)に基づくもの。たたかわないと守れない。社会の本質を知る生き方を選んでほしい。社会を変える仲間になりましょう」と、こん身の訴えが続きました。

 話を聞いた女性栄養士(29)は「職場で誘われてきました。たくさんの人がいて熱気があった。いろんな人の保育や目の前の子への思いが熱かった」。同じ職場の女性保育士(27)も「熱かった。政治は全然分からなかったけど、日本共産党はみんなで一緒につくり上げていく党なんだと知りました」。中には「保育の歴史を知りました。私も日本共産党に入ろうと思いました」という女性保育士(22)もいました。(2月3日)