日本共産党東三地区委員会は1月28日、豊橋市内で環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加に反対する決起集会を開き、農家や医療関係者ら市民160人が参加しました。同党の井上哲士参院議員、河江明美衆院選東海ブロック比例予定候補が参加しました。
党地区委員会は集会に先立ち、地区内のJA、医師会などへ集会の案内や懇談をおこなってきました。党主催の集会としては初めて、JAひまわり(豊川市)とJA蒲郡からTPP交渉に反対するメッセージが寄せられました。
井上議員が国会報告をおこない、東日本大震災の復興の妨げや日本の農林水産業に大打撃を与えるなど国会論戦で明らかになったTPPの問題点を指摘。「アメリカいいなりのTPP交渉への参加はすべきではない」と強調しました。
河江予定候補はTPP問題で県内各地のJAや漁協、森林組合などへの申し入れや懇談の内容を紹介し、「どこでも日本共産党の立場と一致でき、共同の輪が広がっている」と話しました。
各界からの報告で元豊橋市農業委員の早崎英夫さんは「関税を撤廃すれば、愛知の農家はもちろん、EU並の規模を持つ北海道の農業でさえ壊滅する」と述べました。元国立豊橋東病院職員の保木秀雄さんは「保険分野に外国資本が参入すれば、日本の公的保険制度が崩れ、貧富による医療格差が拡大する」と訴えました。
集会後、トラクターを先頭に「TPP断固反対」「国を滅ぼすTPP参加阻止」などと書かれた、かかしやムシロ旗を掲げ、会場から豊橋駅までアピールウオークをおこない、市民にTPP反対を訴えました。(1月31日)