日本共産党名古屋市議団は1月20日、河村たかし市長に2012年度予算編成にあたって11項目の重点要望を提出し検討を求めました。
重点要望は▽保育園の待機児童解消は、企業参入を認めず、公立保育園新設など保育の質を安定的に保つことを前提に計画する▽一般会計からの繰り入れを含め介護保険料の負担増をくいとめ、低所得者への減免制度創設▽事業仕分けで廃止等と判定された施策は、施設利用者、当事者の意見を聞かぬままの一方的な廃止・見直しをやめること▽守山市民病院の直営堅持――などです。
わしの恵子団長らは「敬老パスなど名古屋市が誇る様々な施策が『事業仕分け』で乱暴に切り捨てられようとしていることに市民が怒っている。要望内容を予算編成に取り入れを」と強く求めました。
応対した河村市長は「防災対策の重要性は同じだ。しかし厳しい財政状況のなか要望の実施は難しい」と答えるにとどまりました。(1月22日)