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愛知介護の会が名古屋市と懇談

 
 
介護の充実を求める愛知連絡会(愛知介護の会)は1月17日、名古屋市と介護保険事業について話し合いました。日本共産党の西田とし子衆院愛知4区予定候補、もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補、名古屋市議団が同席しました。

 話し合い内容は▽保険料、利用料の減免▽特養老人ホームなどの施設整備の促進▽地域包括センターの増設▽高齢福祉施策の充実についての4項目です。

 あいさつに立った同会の中村亘代表世話人が「基準月額4149円の介護保険料が4月から5300~5500円へと大幅な引き上げが予定されている。低所得者の保険料や利用料の軽減や減免制度の実施が必要。特養老人ホーム待機者が6千人を超えている問題の解消には施設整備を急ぐべきだ」と強く求めました。

 参加者から「来年度から年金が減額されるのに保険料が上ったらたまらない」「利用者にケアマネジャーが最初に聞くのは、いくらまで利用料が払えるか。低所得者は利用をがまんしている。」「地域包括支援センターが遠くて大変。中学校区に1つは設置を」などの要望が出ました。

 対応した介護保険課長らは、「特養老人ホームは今年度5カ所、240人分増えた。来年度は890人増やす計画。来年度から中村区の城西病院跡に100人の大規模特養老人ホームの建設が始まる」「市内29カ所の地域包括支援センターでは不十分との意見が多く寄せられている。支所のある区(6区)で相談所設置の方向で検討している」と答えました。(1月19日)