ニュース

高蔵寺分屯基地撤去を求め弾薬庫1周平和マラソン

 

 航空自衛隊基地のなかで最大量の弾薬を保管する高蔵寺分屯基地(愛知県春日井市)の撤去を求める第28回高蔵寺弾薬庫一周平和マラソンが12月11日開かれました。県平和委員会、新日本スポーツ連盟県連盟、尾張中部地域労働組合総連合など11団体でつくる実行委員会が主催。100人を超えるスタッフが大会を支えました。

 6歳の保育園児から77歳までの反核・平和を願う約600人のランナーが県内外から参加。16?、8?、2・5?のコースで健脚を競いました。

 主催者を代表して県平和委員会の高橋信理事長、地元を代表して春日井市職員労働組合の黒田重喜書記長、日本共産党の内田謙春日井市議があいさつ。「今年はアジア・太平洋戦争開始から70年。平和でこそ自由にスポーツが出来ます。平和を考える機会にしてほしい」と訴えました。

 今年8月に広島、長崎市が呼びかける平和市長会への加盟を表明した、伊藤太春日井市長からメッセージが寄せられました。

 小学生の孫と2・5?コースを完走した男性(64)は「私は4回目。孫は初めての参加。平和を願って走り、いい汗をかきました」と語りました。

 スタート場所の宮前公園では原爆や自衛隊市街地訓練の写真パレルを展示。汁粉やうどん、トン汁などを準備し、ランナーを激励しました。(12月14日)