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平和大会報告会 フィリピンの参加者と交流

 

 愛知県平和委員会青年学生部はこのほど、2011年日本平和大会(沖縄県)に参加した報告会を開きました。

 青年、学生ら30人が非核フィリピン連合事務局長のコラソン・ファブロスさんと交流し、基地撤去の取り組みや核兵器廃絶への思いを語りました。
 コラソンさんは通訳を介して、フィリピンの米軍基地反対運動について報告するとともに、新しい形態の基地使用と干渉にも触れ、「この不正議を終わらせたい」と強調しました。
 参加者から「米軍基地の弊害や問題点は何か」「基地閉鎖で働いていた労働者の雇用など経済への影響がどうなったのか」の問いに、コラソンさんは「沖縄と同様、売春やレイプ被害、有害な廃棄物など問題が数多くある」と答えました。

 平和大会に参加した女子学生は「米軍属の乗る車に衝突され亡くなった興儀功貴(よぎこうき)さんは沖縄に帰る前、東海市で働いていた。人ごととは思えない。愛知から基地なくせの大きな声をあげる」、名古屋市役所で働く女性は「名護市辺野古を訪れ、ヘリ基地反対運動をしている人たちと話し合った。美しい辺野古に基地はいらない」と述べました。

 報告を聞いた男子学生は「沖縄の米軍基地をなくすることはもちろん、空中給油機が配備された愛知の航空自衛隊小牧基地もなくしたい」と話しました。(12月10日)