愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地の機能強化に反対する｢第15回小牧平和県民集会｣が10月30日同市内で、開かれ３５０人が参加しました。
自衛隊と米軍は昨年10月、同基地に配備されている空中給油機が米軍機に給油できるようにする「覚書」を秘密裏に締結。このことが10月３日の藤村修官房長官の記者会見で明らかになり、地元で怒りの声が広がっています。
主催者あいさつにたった実行委員長の藤山譲司・尾張中部地区労働組合総連合議長は「米軍への給油活動は明らかな憲法違反だ。自衛隊のイラク戦争協力を憲法違反とした２００８年の名古屋高裁判決を踏みにじる『覚書』をただちに破棄させよう」と呼びかけました。
住民でつくる「平和で住みよい小牧をつくる会」の赤塚一男代表は「住民の安全を脅かす問題なのに地元には一切説明がない。米軍の後方支援基地化をすすめ、国民を米国の戦争に引き込もうとする野田政権は許せない」と怒りを込めて訴えました。
日本共産党の井上哲士参院議員が連帯のあいさつをしました。
参加者は、空中給油機の配備と基地機能強化に反対する集会宣言を採択。雨の中、市内をパレードし同基地に申し入れしました。（11月1日）
