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庄内川流域 浸水被害対策早くー党愛知県委員会河川事務所を訪問

 

 日本共産党愛知県委員会は7日、国土交通省庄内川河川事務所(名古屋市北区)を訪問し、台風15号の大雨による庄内川流域の浸水被害の状況と今後の対策について聞きました。八田ひろ子元参院議員、本村伸子県常任委員、くれまつ順子前名古屋市議が出席。浸水被害を受けた守山区の地元住民も参加しました。

 谷田良三副所長は、下志段味(しだみ)の越水箇所の緊急堤防工事に触れ、「災害前の当初計画では、380メートルの区間を2メートルかさ上げする予定でしたが、今回の事態を受け、560メートルに延長することにしました。支流・長門川の堤防も100メートル工事する計画です」と説明しました。

地元の福野道子さんらは「道路に泥が流れ込み、想像を絶する状況でした。トラウマになって夜眠れないという人もいます。一刻も早く安全な街にしてほしい。吉根(きっこ)地域の堤防は低く心配なのでかさ上げして」と訴えました。
谷田副所長は「吉根の堤防は低いと認識しています。検討課題です」と答えました。

八田氏は「局所的な集中豪雨が多い。従来とは異なる、豪雨対策の抜本的強化が必要。庄内川の整備計画も見直す必要があると思う」と述べました。
 谷田副所長は、今回の事態を検証し、河川全体のバランスを考慮したうえで、庄内川の整備計画を練り直す方向を示唆しました。

本村氏は「住民へのハザードマップの周知徹底や、警報サイレン、ポンプ場の設置など、事前の防災対策も必要。党としても国や愛知県、名古屋市に防災対策の充実をはたらきかけていきたい」と述べました。(10月13日)