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看護師を増やして 名古屋で署名

 

 病院や診療所、介護・福祉職場の労働者でつくる愛知県医労連は10月1日、名古屋市東区のナゴヤドーム前で、看護師の大幅増員と夜勤体制の改善を求める国会請願署名を呼びかけ、2時間で552人の賛同が寄せられました。
 同労連は県内で11万人の署名目標をめざして街頭宣伝にとりくむとともに、この間、労働局との懇談や県議会要請などを行ってきました。
 マイクを持った西尾美沙子書記長は「16時間連続勤務が広がるなど、看護師の長時間労働は深刻さを増しており、切迫流産は3人に1人、流産は10人に1人が経験しているという異常事態です。1日の労働時間は8時間以内、勤務から次の勤務までの間隔は12時間以上空けるよう、法規制すべきです」と訴えました。
 白衣を着た15人が通行人と次々に対話し、「娘2人が看護師だけど、夜勤がきついのではずしてもらっている」「母も看護師です。頑張ってください」などのエールが寄せられました。
 夜勤(午前0時半から9時15分まで)明けで参加した西野ルミ子さん(55)は「昨日は日勤(朝8時半~5時15分)のあと、いったん自宅に帰りましたが、次の出勤までの間隔が短すぎて、ほとんど体を休めることができませんでした。看護師が長続きしないのは当然です。でも、一番の問題は、医療ミスなど患者さんにとってリスクが大きくなることです。患者さんが安心して医療を受けられるよう、労働条件を改善してほしい」と語っていました。(10月5日)