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原発からの撤退を訴えるパレード 蒲郡革新懇

 
 原発からの撤退を訴えるパレードが7月16日、愛知県蒲郡市内で行われました。「革新蒲郡まちづくり学校」(蒲郡革新懇)が呼びかけたものです。日本共産党の柴田安彦、日恵野佳代両市議も参加しました。
 参加者はサックス演奏を交えながら、「原発は時代遅れ」「原発さようなら」などと書かれたカラフルなプラスターを手にもって行進。「地震の多い日本で原発を操業させるのは大変危険です。政府は原発からの撤退を決断すべきです」と訴え、市民の注目を集めました。
 パレードに先立って開かれた学習会には70人が参加。
 主催者あいさつした清水芳卓代表世話人は「原発の安全神話のウソが明らかになった今、原発依存のエネルギー政策からの脱却が大きく問われています」と述べました。
 講演した沢田昭二・名古屋大学名誉教授は、「政府は、財界など原発推進派の意を受け、いまだに原発からの撤退に踏み出せないでいます。自然エネルギーへの転換を実現するためには、政治の革新が必要です」と強調しました。
 参加者からは「事故を起こした原発の敷地内のがれきがいまだに放置されているのはなぜ?」などの質問が出されました。
 案内チラシを見て参加した女性(50)は、「日本に原発が存在する限り事故への不安はなくなりません。日本の技術力を総結集すれば、原発がなくても十分やっていけると思う。政府は一刻も早く原発からの撤退を決断してほしい」と話しました。(7月20日)