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平和な港に軍艦来るな 共産党名古屋市議団が申し入れ

 

 日本共産党名古屋市議団は7月12日、名古屋港管理組合に対し、海上自衛隊護衛艦「くらま」(5200?)の入港(22日から3日間)を拒否するよう申し入れました。わしの恵子、山口清明、さはしあこ各市議が参加しました。
 同艦は、23日に同港ガーデンふ頭で一般公開される予定です。
 当初計画ではイージス艦「こんごう」が入港する予定でしたが、自衛隊側の都合で急きょ変更されました。変更の理由は明らかになっていません。
 わしの氏は「市民は名古屋港が平和な商業港として発展することを願っています。軍艦の入港は港の軍事利用に道を開くものであり、港湾管理者の責任で拒否すべきです。軍艦の一般公開は憲法違反との指摘もある自衛隊の広報活動にほかならず、認めてはなりません」と要請しました。
 応対した森俊裕・同組合港営部長は「港を利用している他の船舶の安全に支障を及ぼさない限り、入港を拒否することはできない」と述べるにとどまりました。
 山口氏は「人出の多い夏休み期間中、毎年のように軍艦の入港・一般公開が行われており、管理組合の姿勢が問われています。憲法の不戦・平和の精神を港湾行政全体にしっかり貫いてほしい」と求めました。
 さはし氏は、党の提言「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を」と、パンフ「『科学の目』で原発災害を考える」を手渡し、趣旨を説明しました。(7月14日)