「みなと医療生活協同組合」(名古屋市)の組合員や職員でつくる「九条の会」は7月5日、熱田区内で原発からの撤退を訴えるパレードを行い、60人余が参加しました。
出発集会であいさつした江間幸雄代表は、「原発事故から4カ月も経とうとしているのに、解決のきざしは全く見えません。放射性廃棄物の処理方法すら確立していない原発は、今を生きる私たちだけでなく、子や孫たちの将来に関わる問題です。松本前復興担当大臣は被災地を侮辱して辞任しましたが、政治のあり方そのものが大きく問われています。原発のない日本、核兵器のない世界をつくるために、いまこそ地域から声をあげ、行動しましょう」と訴えました。
参加者は「浜岡原発を廃炉にしよう」「子どもたちの未来に原発も核兵器もいらない」などと唱和しながら練り歩き、住民の注目を集めました。
参加した奥村はす江さん(71)は被災地復興は被災者の立場にたって、みんなで知恵を出し合うべきです。『上から目線』の人物を大臣にすえた菅首相の責任は大きい。放射能の危険から孫たちを守るために、政府は原発からの撤退を決断してほしい」と語っていました。(7月8日)