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原発撤廃へともにー共産党名古屋市議団が河村市長と懇談

 

日本共産党名古屋市議団(わしの恵子団長)は7月6日、原発からの撤退問題で、河村たかし市長と懇談しました。わしの氏と、田口一登、山口清明、岡田幸子、さはしあこの全市議が参加しました。
 わしの団長は、河村市長に「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を」の党の提言と、不破哲三氏の「『科学の目』で原発災害を考える」講演パンフの内容を紹介。市長が3月議会で「原発が安全だということはあり得ない」「浜岡、敦賀、もんじゅについて、安全性を自ら主体的に調査する」と発言したことを評価し、撤退にむけて力を合わせるよう申し入れました。
 河村市長は「国会審議を見ても、共産党は良く勉強している」と評価し、「私は以前から脱原発を主張している」と表明。「(原発が集中している)北陸で万が一のことがあれは、木曽川の水がダメになるので、出来るだけ早く北陸に行き、視察や関係自治体との意見交換をするつもりだ」などと述べました。
 各市議は、「原発からの撤退を決断してこそ、自然エネルギーへの切り替えが促進できる」「木曽川を利用した小水力発電や太陽熱の利用など、いくらでも方法がある」「原発に依存しない外国の例も学ぶべきだ」などと発言。
 市長は「各地域でこまかく発電の取り組みをした方が安全でコストも安く、雇用も生まれる。(今回の福島第1原発事故を契機に)自然エネルギーへの方向転換に挑戦すべきだ」と応じました。
 わしの氏は「市長のメッセージをはっきりさせて、中部電力に浜岡原発の廃炉を、民主党にも脱原発を働きかけてほしい」と、重ねて求めました。(7月8日)