2011年原水爆禁止国民平和行進(東京―広島コース)の名古屋市内集中行進と2011ピースアクションが6月5日、同市で行われました。原水爆禁止愛知県協議会、県原水爆被災者の会(愛友会)、コープあいちなどの同行進共同連絡会が主催。約2000人が市内13カ所から市中心部にむかって行進し、中区の「若宮ひろば」に集結しました。
共同連絡会代表の沢田昭二さんは、「核兵器全面禁止アピール・国際署名を広げて原水爆禁止世界大会を成功させ、核兵器廃絶交渉を始めさせよう。原発も危険なところからどんどん止めさせ、核兵器も原発もない素晴らしい未来をつくるために、被爆者と力をあわせてがんばろう」と呼びかけました。
愛友会の堀三郎副理事長は「国は原爆症認定申請の約86%を却下し、新たな被爆者の切り捨てを進めている」と指摘。福島第1原発の事故に怒りを述べ、「被曝者を増やさないために、みなさんと一緒に平和行進を成功させたい」と訴えました。
連帯あいさつをした「命どぅ宝・あいち」の新城正男代表世話人は「みなさんの反核・平和の運動と、沖縄から米軍基地を撤去させ、日米安保条約を廃棄させるたたかいを、一体でたたかっていく」と表明しました。
全国2人、県内23人の通し行進者の紹介、うたごえ協議会と被爆者との合唱、ピースアクション2011年バンドの演奏などがありました。
高校生たちが提案したアピールを採択したあと、参加者は繁華街を「折り鶴平和行進」で歩き、市民にアピールしました。(6月7日)