様変わりの大激戦
名古屋市議選(定数75)は13日投開票され、日本共産党は、わしの恵子、田口一登、山口清明の前職と岡田幸子、さはしあこの両新人が当選し、5議席を獲得しました。
同党の得票合計は6万2916票(得票率8.14%)。自民、民主、公明各党が昨年の参院選比例票を大きく減らすなか、日本共産党は973票増やしました。
歓声にわく
午後11時過ぎ、西区のわしの恵子事務所ではテレビで当選確実が報じられると、支持者らが「やったー」と肩を抱き合いました。
北区では、新人の岡田幸子さんが40年続いた日本共産党の議席を守り抜き、梅原紀美子前市議とがっちりと握手しました。
翌朝から街頭へ
当選した5氏は翌朝、駅頭宣伝をおこないました。
4選を果たした天白区の田口一登さんは地下鉄平針駅前で、選挙結果を報告し、大震災の救援募金を呼びかけました。
さはしあこさんは、かとう典子県議予定候補とともに地下鉄野並駅前で宣伝。震災募金の協力を呼びかけ「災害時に医療活動の拠点になる緑市民病院の縮小や民営化は許されません」と訴えました。
県議選、後半戦へ全力
日本共産党愛知県委員会は14日、市議選結果についての声明を発表しました。
河村たかし市長の暴走に歯止めをかけ、市議選で掲げた公約実現のため奮闘するとともに、県議選での空白克服、いっせい地方選後半戦での前進に全力をつくすと表明しています。
わしの恵子市議(左)=西区
田口一登市議(中)=天白区
山口清明市議(左)=港区
岡田幸子市議(右)=北区
さはしあこ市議(右)=緑区
名古屋市議選・日本共産党候補の得票
※カッコ内は(定数-立候補者数)
北区(6-9)
当 岡田 幸子 6148 5位
東区(2-4)
村瀬 和弘 1365 4位
西区(5-9)
当 わしの恵子 4944 5位
中区(2-5)
近藤政博 1159 5位
千種区(5-12)
黒田二郎 4489 7位
名東区(5-9)
高橋 達 2921 9位
守山区(6-10)
榑松 順子 4752 9位
昭和区(4-6)
さとう 典生 3823 6位
天白区(5-10)
当 田口 一登 5394 5位
緑区(定数7-13)
当 さはし あこ 5916 6位
港区(5-8)
当 山口 清明 5037 5位
南区(5-9)
佐野 隆文 3771 7位
瑞穂区(4-8)
島田 通 2404 6位
熱田区(2-4)
西田 敏子 2973 4位
中村区(5-10)
藤井 博樹 2466 7位
中川区(7-12)
江上 博之 5354 9位